ご祝儀袋の包み方

上包みの上下に注意しましょう。

ご祝儀袋の包み方のイメージ

中袋に新札を入れたら祝儀袋で包み完成させますが、この畳み方にもマナーがあり間違えた方法では相手に失礼になってしまうので注意しましょう。表書きが中央の祝儀袋に場合から解説していきます。まずご祝儀袋を開いて裏返し、真ん中に中袋の裏側、郵便番号や住所が記入してある面を上に向けて優しくそっと置きます。最初に左側を真ん中へと折り、次に右側を真ん中へと折りこれで半分ほど完了です。まだ半分と考えるかもう半分と考えるかでその人の性格がわかりそうですが、そんな心理テストのようなことはこのサイトで解説するつもりはありませんので省略させてもらいます。どうしても知りたい人は本屋さんや図書館でそれらしき文献を探して下さい。出掛ける時間が惜しいのならアマゾンで注文すれば数日で配達されますし、労せず得られるでしょう。包み方の続きですが左右の次は上下です。先に上側を真ん中へと折り、最後に下側を真ん中へと折って完成です。

表書きが左側にある祝儀袋

表書きが中央ではなく左側にある祝儀袋の場合も解説しておきます。どちらも折り目はついているので順番さえ間違えなければそれほど難しいことではないので、リラックスして方の力を抜いて楽な姿勢で臨みましょう。まずご祝儀袋を開いて裏返し、真ん中に中袋の住所や金額が記入してある側を上向きにさりげなく置いてみましょう。ここまではとても簡単で間違えるほうが困難かもしれません。次に左側を真ん中へと折り、次いで右側を真ん中へと折ります。ここまでは表書きが中央のご祝儀袋と同じですが次から変化します。なんと裏返します。最後まで同じかと思いきや途中でひっくり返す、この包み方は知らなければまず間違えるので、折り目だけを頼りにしているとマナー違反を犯す危険が高いです。なので表書きが左側にある祝儀袋を使う場合は何回か練習しておくとよさそうです。

上下に注意

このように結婚式は慶事なので上→下の順で折るのがマナーです。弔事だと逆に下→上となるので、間違えると嫌がらせになりかねません。喜びを表す場合は天に上昇する方向にする、と覚えておきましょう。上を向かせるために先に上を折り、最後に下を折って上を向かすのです。理屈ではなく見た目で、天を向くように折るにはどうすれば良いかと考えればおのずと折り順も浮かんでくるはずです。正面から見ると分かりにくいのなら90度横に回転させて側面から眺めればきっと折り返しがどの方向を向いているのか把握も早いです。下を向いていたら気分も沈んでしまいそうな気持ちにさせられるので弔事の折り、上を向いていれば前向きな気持ちになれるので慶事です。折り方で中の金額が増えたり減ったりすることもないし、開封の手間がかかることもないし実害は全く有りませんが、こうしたマナーを重んじるのが日本人なのです。